創業者小薬政吉は明治36年11月16日郷里茨城県西茨城郡笠間町下市毛、小薬藤次郎の次男として出生し、同町笠間尋常小学校を卒業。大正5年5月6日進取に燃え風呂敷包一つを持ち、旧東京府京橋区南鍛治町小張印刷所に奉公。厳しきなか修行を積み、昭和5年12月八丁堀にて独立。着々と地歩を固め昭和8年現在地に小薬印刷所を創設。以来40有余年此の間昭和20年8月8日法人組織に変更、社長に就任した。その後政吉は昭和31年4月近代的鉄筋コンクリート3階建て工場を建築。社業の伸展と共に昭和39年1月、4階建に増築した。創業者小薬政吉は実に円満な人格の持ち主であり、常に素晴らしき企業経営の手腕を発揮した。また人との親交は実に深く、時代感覚も鋭敏であったため現在に至る会社の発展の礎となった。